- いったい誰が葉酸を摂取する
先天障害を防ぐのあれば、妊娠可能な女性。 - いつ(期間)葉酸を摂取する
これが重要で、「葉酸が母体内で効果を発揮する妊娠1か月前から妊娠に気づくまで」ということで、妊娠に気がついてからでは、遅いということなのだ。これが、葉酸と先天性障害防御の一番の問題。
別の言い方をすれば、妊娠が可能で胎児の先天障害を防ぎたいなら、日常的に葉酸を摂取しておきなさい、ということなのだ。 - どのくらい葉酸を摂取すべきか
これも記事に書かれてはいるが、「厚生労働省は2000年、妊娠を計画している女性に対し、1日当たり0・4ミリ・グラム以上の摂取を推奨した」ということで、0・4ミリ・グラム。 - 米国も日本同様、サプリメントなんてものを是認するわけにはいかないというか、およそ国家がそれを是認するわけにもいかないので、結局、小麦加工品については葉酸を人為的に強化せよという法律の規制を行った。つまり、実際には、小麦加工品には葉酸について実質サプリメントを強制に混入せよとした。理屈としては加工によって失われたものを補うのだという建前はあるが、量的に見るとちょっと無理目な理屈ではある。が、これが効果をもたらし、統計的に先天障害が減少した。
- どうする他の先進国? というわけで、カナダが追従し、英国でもその方向にある。
- 妊娠の可能性があるすべての女性に、ハンガリーでは1日1mg以下、米国では1日0・4mg(400μg)の葉酸の摂取を推奨しています。
葉酸は牛、豚、鶏のレバーや大豆などに豊富ですが、レバーはビタミンAも多く含むので、過剰症を避けるため、レバーが好きな人でも1日に50gまでにとどめるべきです。
米国の推奨する葉酸1日400μgを満たすには、牛、豚、鶏などのレバーを30g強、ほかに納豆、グリーンアスパラガス、キャベツ、ほうれんそう、レタス、白米、食パンをどれも100gずつ食べてようやく400μgですから、なかなかたいへんです。米国の推奨量は事実上、サプリメントの利用をすすめたものといえます。 - 現実的な対処でいうなら、葉酸200μg分はサプリメントでゲタを履くのが簡単だろう。で、サプリメントだが、葉酸の専用サプリメントを取る必要はない。ビタミンB群のサプリメントに葉酸は含まれている。私も使っているファンケルのビタミンB群にすると推奨は1日2粒で葉酸400μgが取れるようになっている。なので、これを1日1粒とっておけば、男性でも推奨されている200μgが取れる。200μg分がゲタだと。
このエントリーのどこが「よく調べ注意深く書かれたエントリー」ですか。
私は脳性麻痺の障害ですが、一応断わっておくけれど、脳性麻痺は先天性障害ではありませんが、葉酸で予防される先天性障害って何でしょう。ダウン症ですか、二分脊椎ですか、それともその他諸々?ネタ元の読売の記事だって簡単なもので、巨大ブログの極東さんが取上げるに足りるものではありませんね。本記事の書き出しも、からかい気味で不真面目で、不愉快です。>量的に見るとちょっと無理目な理屈ではある。が、これが効果をもたらし、統計的に先天障害が減少した。
真面目に葉酸摂取の問題を取上げるなら、詳しい統計くらい記事の内容になさったらどうですか。参照をクリックすると、本の紹介だけ。
アフィリのために書いたんじゃないと前置きされても、やっぱりアフィリのためじゃないかと言われても仕方のない記事です。先天障害は予防されるべきですが、葉酸がそのために必要だと主張されるなら、もっと科学的に根拠を掘下げて記事を書かれたらどうでしょうか。
投稿 うみおくれクラブ・ゆみ | 2007.08.18 03:03
追伸。まず先天性障害とは何か、から定義してください。遺伝子障害、放射能障害、または胎児性水俣病などもそう?その上で、先天性障害の予防と葉酸の関係について科学的に、掘り下げなくていいから、まとめてくださるようにお願いいたします。
投稿 うみおくれクラブ・ゆみ | 2007.08.18 03:21
>>人類というのは長いことサプリメントなんか取ってこなかったし、取らなくたって健康にやってこれた。
この部分なんですが、どうも昔に比べて、食べているものが
変化しているように感じています。例えば、この葉酸については、例えば穀物の胚芽部分に含まれています。
現代の食品は、精製度進んでいるため、この様な一件不要な
部分は捨てられています。これは、繊維質の摂取不足とも
関係しています。たしかに、食品の加工が進むことは、おいしくなるのですが
一面この様な微量成分の不足を起こすように思えて成りません。投稿 k | 2007.08.18 06:07
うみおくれクラブ・ゆみさん、コメントありがとうございます。
「まず先天性障害とは何か」ですが、一般論として先天障害を議論しているのではなく、葉酸が予防するかもしれない先天障害に限定して書いたつもりでした。では、それは何かという点については、エントリで以下の参照を示しておきました。
⇒”神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について”
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1212/h1228-1_18.htmlアフィリの件ですが、「アフィリのために書いたんじゃないと前置きされても、やっぱりアフィリのためじゃないかと言われても仕方のない記事です」とのご批判はつらく思いますが、このアフィリはあえて書きました。覚悟の上です。私も常用しているからです。
ちょっと踏み込んで書きましょう。葉酸を200μg含む良質なサプリメントを摂取すれば「二分脊椎などの神経管閉鎖障害」を防ぐ可能性があります。この可能性についてはこの数年の米国の施策の結果疫学的にかなり確かなものとなってきました。であれば、私は、少しでも「二分脊椎などの神経管閉鎖障害」を防ぐ可能性の情報を提供したい。となれば、具体的に葉酸を200μg含む良質なサプリメントはなんですか? 妥当な価格で私が自信をもって薦められる製品があればごく個人の考えという限定で勧めたほうがいいだろうと思ったのです。
「ファンケル ビタミンB群 12.1g (約30日分)」はこのショップの価格で367円です。しかも私はその推奨の半分でいいでしょうとしました。つまり、一か月200円程度です。そのお勧めをもって「サプリメントの広告ばっかり」とか「アフィリのためじゃないかと言われるなら」私はその批判を受けたいと思います。
なぜなら、私のこのお勧めは、想定される悪質な健康産業の思惑を挫いていると確信しているからです。月額200円でいいのです。その点をご考慮ください。
投稿 finalvent | 2007.08.18 11:19
お返事のちょっと踏み込んで書いていただいた追加内容だけでも、葉酸摂取の意義がよくわかりますし、VENTさんの二分脊椎を少しでも防ぎたいというお気持も伝わってきます。この程度のことが記事に最初から書かれていたら、記事に対する捉え方がちがっていたと思います。
>先天障害がどういうものかとか、葉酸がどう機能するかとか、ちょいと専門的な話についてはすでに平成12年の”神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について”(参照)にけっこう詳しく書かれているので、関心のある人は読むといいだろう。
この部分も参照に頼るのではなく、ご自身で、少し説明されれば、VENTさんの、葉酸が二分脊椎を防ぐという情報を提供したい旨の「熱意」が伝わったでしょうし、熱意をお持ちなら、「関心のある人は読むといいだろう」という表現でなく、「ぜひ読んでほしい」とお書きになれば良かったと思います。
真面目な意図の情報提供の下のアフィリであれば、善意の良質的アフィリとみなし、歓迎こそすれ、別に咎めるつもりはありません。
VENTさんらしくなく、この手の微妙な話題に、軽々しく書かれているような感じを受けましたので、正直な感想を書かせていただきました。投稿 うみおくれクラブ・ゆみ | 2007.08.18 12:12
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